株主総会等における主な質疑応答

第45期定時株主総会(2025年6月28日)および東京株主説明会(同年7月5日)主なご質問とその回答(要約)

  • 海外展開
  • 業績・施策
  • 新規事業
  • 企画
  • その他

海外展開

今後の海外展開について教えてほしい
成長ドライバーは引き続き北米に置く方針です。 米国市場は人口が増加し、1人当たりGDPも高く、安定成長が見込めるため、引き続き重点投資を行い、出店を加速します。
年間10〜20店舗程度の新規出店を継続し、モールの大規模空き区画を活用したフードホール併設型新モデルや、小型サテライト店舗の導入も進めてまいります。
北米市場での競合会社と競合対策について教えてほしい
北米における主要な同業他社は「デイブ&バスターズ」となります。同社はアーケードと飲食を提供し、飲食売上が高い事業形態ですが、売上規模約3000億円と認識しています。当社では、競合対策として1店舗あたりのアーケード台数とそのバリエーションを圧倒的に増やすことで差別化を図ってまいりました。今後も設備・サービスの質の向上に努めつつ、フードホール事業によるアミューズメントと食の融合体験の提供を進めるなど、他社と一層の差別化を図ってまいります。
広告宣伝戦略についてもっとメディア露出度を上げるべきでは
近年のソーシャルメディアの発展を背景に、テレビ広告等で積極的に自社サービスをPRするよりも、SNSやYouTuber、VTuberの方々による評価や話題化を受けることが重要であると考えています。削減した広告費は設備やサービスの強化に重点的に投資し、商品・サービスの質の向上を通じて、各種メディアや口コミによる集客を図ってまいります。

業績・施策

アミューズメントでのプリペイドカード・キャッシュレス化の導入は
日本は現金決済主体ですが、アメリカ・中国ではプリペイドカード方式(チャージ式)を導入しております。日本国内でも一部試験導入していますが、現時点では電子マネーやQR決済の導入・運営コストに見合う売上増効果は見られない状況です。現金決済に親和性があるアミューズメント業界の動向とお客様の反応について、今後も観察・検証してまいります。
アメリカの関税が収益に与える影響、資金調達方法について教えてほしい
当社では、米中間の貿易関税により最大40%の関税が第2四半期よりアミューズメント景品に課されると仮定し、35億円の営業利益減少を前提として今期の業績予想を開示しております。
80%まで引き上げになればさらに35億円の追加減益となる可能性も否定はできませんが、関税の増加は一時的なものと判断しております。 なお、資金調達については、他国と比較し低金利である日本国内からの借入を活用してまいります。自己株式も所有しておりますが、将来の成長に向け、十分な手元流動性確保を継続してまいります。

新規事業

デリシャス事業・フードホール事業の概要と狙いは
「ラウンドワンDelicious」は、日本を代表する最高峰の有名店参入のもと、米国の主要都市において“予約困難店”の味と技術を現地で本格的に再現・提供する飲食事業です。現地でこれまで体験できなかった一流の日本食を提供し、富裕層を中心とした新たな高付加価値市場の開拓を目指します。米国に展開する当社のノウハウを活用し、展開を進めることで、将来にわたる収益の新たな柱を築けるものと考えております。

「フードホール事業」は日本の高評価B級グルメ・有名飲食ブランドによる和風フードコート併設型店舗を展開するものです。アミューズメントと食体験の融合により新規需要創出とモールも含めた集客強化を図ってまいります。 具体的には当社で友人・家族とリアルでの遊び楽しんでいただいた後、フードホールで日本独自のグルメを堪能しながら会話する、そういった場を提供して参ります。

日本食・日本的なサービスの国際的評価を踏まえ、“遊びと食”を融合した”リアル”でのビジネスモデルの創出こそが、当社の独自性・強みを発揮できると判断し、これらの新規事業の展開をすすめてまいります。
デリシャス事業のターゲット層、客単価、現地再現度について教えてほしい
デリシャス事業のターゲットは米国の上位富裕層・食体験志向層とし、客単価は1人10万円超を想定しております。「料理再現度」は各店の看板の名に恥じない料理を提供できるよう、オーナーシェフ自らの指導を受けた職人が、オーナーシェフ監修の下、日本と同一のレシピ・メニュー・クオリティを揃えた料理を提供してまいります。
デリシャス事業の売り(差別化要素)、職人の海外採用状況は
最大の強みは、日本の最高峰の料理を各店の看板において提供することです。 また、最高峰の有名店を一つの場所に集めた「ユニット」形態とし、様々な日本食を楽しんで頂くことで、リピーターの確保を図ります。 職人の採用については既に80名以上の職人を採用し日本の加盟店で育成しております。今後も事業展開をにらみ採用・育成を進めてまいります。

企画

アミューズメント事業における他社との差別化について教えてほしい
アーケードゲームの品揃え、クレーンゲーム台数・バリエーションの圧倒的な拡大に加え、IPを使ったコラボレーション企画が当社の強みと認識しております。大規模な設備投資で台数増・多様化を推進してまいります。
バーチャル出店やeスポーツ参入についてどのような方針か
バーチャル分野への進出は多額の投資と技術が必要となり、GAFAM等の創出するサービスにかなうものの提供は現実的でありません。よって、会社としてこれらの事業に多額の投資は行わない方針です。もっとも、バーチャル領域やeスポーツ、VR連携などに対して「専門事業者とのレベニューシェア・提携」による間接参入は検討してまいります。「リアル店舗以外は本業外」と切り分け、もし将来大手パートナーとの好条件があればブランド貸与等も視野に入れるといった方針です。

その他・ご要望

アルバイトの賃金・待遇を改善してほしい
若年層の賃金上昇は企業として歓迎しており、今後もアルバイトの賃金・待遇改善に取り組むことを継続します。
設備メンテなど現場の声を反映する体制はできているのか
現場での対応については、原則として支配人やマネージャーレベルで提案・実施できる体制を整えております。一方で、数百万円規模以上の改修等に関しては、本部の指示・判断のもとで進める必要があります。今後も現場での課題解決能力の強化を図るとともに、こうした企業文化の醸成を推進してまいります。