株主総会等における主な質疑応答

第46期定時株主総会(2026年6月27日)および東京株主説明会(同年7月4日)主なご質問とその回答(要約)

  • 新規事業
  • 業績・施策
  • 企画
  • 海外展開・経営体制
  • 配当等

新規事業

新規事業を展開する狙いを教えてほしい。
当社は、サブスクリプション配信やVR技術の進展により家庭内エンターテインメントが飛躍的に進化する未来を見据え、既存のリアル店舗型事業だけでは10〜20年後の競争力を維持できないのではとの危機感を持っています。当社では自らが映像・仮想体験向けのハードウェアやソフトウェア開発を手掛けるのではなく、リアルな場でしか得られない体験価値を強化することで対策していく方針です。具体的には、「食」を軸とした複合エンタメ業態(ジャパニーズフードホール等)の開発を進めるほか、ラウンドワンデリシャス事業により、食のエンターテインメントの提供を進めてまいります。将来起こりうる大規模な事業環境の変化、業態転換に備え、事業規模・利益水準を現在の3倍程度に拡大する必要があるとの考えのもと、新規事業を積極的に展開していきます。
ジャパニーズフードホール事業の概要と狙いは。
ジャパニーズフードホールは「文化に関心の高いお客様向けの新たな目的地を創出しつつ、より充実した飲食提供によって既存のエンターテインメント事業を補完・増幅する食事業態」であり、成長戦略における重要な柱として位置づけております。
デリシャス事業の資本コストの考え方と業績開示時期について教えてほしい。
新規事業への投資判断はROIC(投下資本収益率)を重視し、建築費や家賃の高騰も踏まえて厳選しています。ラウンドワンデリシャス事業では現状、店舗単体での営業利益1億円を成功基準と考えています。業績開示については、事業の重要性が十分に高まったタイミングで具体的な情報開示を行う方針としております。

業績・施策

アミューズメントでのプリペイドカード・キャッシュレス化の導入は。
米国では従来からチャージ式のゲームカード方式を採用していますが、日本国内でも約2年半前から繁華街・地方・ロードサイド立地店舗で試験導入いたしました。しかし、お客様が事前チャージという操作に不慣れで手間と感じられたことが主因となり、店舗によっては売上が減少する結果となったため、チャージ方式そのものは中止しております。一方で、電子マネー・クレジットカード対応の仕組みは、引き続き検証しております。

企画

クレーンゲーム事業における他社との差別化について教えてほしい。
アーケードゲームの品揃え、クレーンゲーム台数・バリエーションの拡大に加え、IPを使った豊富なコラボレーション企画の実行力が当社の強みです。企画の実施やコラボ商品の販売にあたってはIPホルダーにロイヤリティをお支払いしており、その金額は案件ごとの契約条件により異なります。以前は数百万〜数千万人規模のファンを持つメガヒットIPを独占的に扱う企画が中心でしたが、現在は数十万人規模の少数の熱心なファン層をターゲットとした企画にも積極的に展開しており、新規顧客・休眠顧客の来店促進に効果を上げております。
ボウリングのストリングピン方式導入について、正式な設備ではないのでは。
ゲーム性の変化を懸念するご意見をいただきましたが、ストリングピン方式は全米プロボウリング協会公式試合でも使用可能な新型マシンです。従来方式と比べてメンテナンスコストを大幅に抑えられる機構となっており、部品点数や可動部が少なく、故障頻度も低いことがコスト削減につながっています。老朽化が進む既存設備のリプレースと、公式試合対応による信頼性向上の両面で経営上のメリットが大きいと判断しております。

海外展開・経営体制

北米市場での競合会社と競合対策、今後のラウンドワンの経営体制について教えてほしい。
北米事業の詳細については米国証券法上の理由により、時期が来るまでお話しできません。 持ち株会社であるラウンドワンの経営体制については、現在50代60代中心のボードメンバーから、今後は40代を中心とした若手経営陣への世代交代を進めてまいります。若手は検証・サンプリングを重視する慎重な傾向がありますが、規模の大きさを活かした精度の高い検証を強みとしており、大きなパラダイム転換が必要な局面では外部アドバイザーの活用体制も整えてまいります。
オーストラリアやインドへの出店は行わないのか。
オーストラリアや英国、カナダなど英語圏には十分な事業展開の土壌があると認識しておりますが、この4〜5年で進出することは想定していません。インドについては2017〜2018年頃に視察を行いましたが、当時の所感で最低10年は進出が難しいと判断し、現状もその見立てに変わりはありません。

配当等

配当方針を教えてほしい。株主優待をアミューズメント(AM)でも使えるようにしてほしい。また、長期保有優待も検討してほしい。
配当は配当性向おおむね25%前後を目安とした安定配当を基本としております。株主優待については、ボウリングやスポッチャを利用していただき当社事業を知っていただくことを重視しており、アミューズメントは基本現金でのご利用をお願いしております。長期保有者向けの優待制度については、効果と運用の手間のバランスを見極めながら検討を続けてまいります。